エステサロン・自宅サロンのキャッシュレス決済・クレジット決済の導入方法を徹底調査!

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エステサロン・自宅サロンを開業する場合に忘れがちな決済方法をどうするかという問題点。世界的にキャッシュレスが進んでいるにもかかわらず、今の日本では未だに現金での決済が多く存在しています。

しかし、クレジットカードが未対応なエステサロン・自宅サロンは非常にネガティブなポイントと言えるので、お客様のことを考えるのであればできるだけ多種多様な決済方法を取り入れておいた方がいいでしょう。

今回はサロンにてキャッシュレス決済・クレジット決済の導入方法を解説していきたいと思います。

エステサロンにキャッシュレス決済、クレジット決済を導入するメリット

決済サービスはクレジットカード決済、キャッシュレス決済またはその双方とも対応している決済代行サービスがあります。現金決済以外は基本的に手数料がかかってくることからも勿体無いと感じてしまうかもしれませんがそれなりのメリットが存在します。

クレジット決済を導入するメリット

Squareが行った「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」という調査によると、クレジットカード決済に対応していないお店は、ひと月に1回以上クレジットカードを使う潜在顧客の21%の来店機会を失っているという結果を出しています。

・カード保有者の87.1%がひと月に1回以上クレジットカードを利用する
・ひと月に1回以上カードを利用する人の74%が、カードが使えるかどうかをお店選びの基準にする
・レストランやアパレル、旅館・ホテルで現金よりカードを使いたい人は50%を超える
・レストランでは、10人に1人の男性が会計時にカードが使えず困った経験があり、そのような人の20%は二度とそのお店に行かない

その他にも様々な事実が明らかに

上記にもあるように、クレジットカードを持っている人の87%以上が1ヶ月で1回はカードを利用するだけではなく、潜在顧客の21%を失っているというのは運営している側からすると非常にネガティブなポイントとなっています。

クレジットカード決済を導入したくない意見としては、カード利用額の3%~4%を決済手数料としてカード会社に支払う必要がある為、手数料が勿体ないという理由が多いと思いますが、潜在顧客をこれだけ逃している方が勿体ないのです。

キャッシュレス決済を導入するメリット

現在ローカル、特に飲食店などでも導入が急激に進行しているキャッシュレス決済ですが、大手エステサロンでも導入が進んでいます。

PayPayやLINE Pay、楽天Payなどのキャッシュレス決済は若年層からすると普段クレジットカードよりも利用している決済手段だというケースも少なくないので導入しておいて損はないでしょう。特にクレジットカード決済よりも簡単に導入することができる、個人店であっても審査がそこまで厳しくないということ、導入までのスピードも素早く行えることからも、まずはキャッシュレス決済の導入を行っておくことがおすすめです!

決済代行サービスは一体何がおすすめなのか?

自分が魅力的に感じたサービスの導入がおすすめです。クレジットカード決済やキャッシュレス決済と分別せずに行える代行サービスも存在します。

決済代行サービス導入で一度にクレジットも電子マネーもQR・バーコード決済が可能

「QR・バーコード決済」への対応状況は、サービスによってまちまちです。しかし一部の決済代行サービスであれば、QRやバーコード決済だけではなく、クレジットカード決済までもカバーすることができるので1度の導入で簡単に済んでしまうのです。

エステサロン・個人サロン向けの決済代行サービス

以下ではエステサロン向けにおすすめな決済代行サービスをご紹介しています。

Airペイ

公式サイト:https://airregi.jp/payment/

  • 初期費用はカードリーダーの代金(20,167円)のみ (無料キャンペーンあり)
  • iPhoneかiPadを持っている人は導入しやすい代行サービス(iPad無料レンタルキャンペーンを行うこともある)
  • 海外のキャッシュレス決済への対応数が多い

飲食店を営む個人事業主・小規模法人にオススメの決済代行サービスと言われており、従業員管理や顧客管理できる「オーダー管理・シフト管理・受付の管理」などのサービスも提供しています。

クレジットカードQR・バーコード電子マネー
決済手数料3.24%または3.74%3.24%3.24%または3.74%
対応バリエーション3.24%
VISA
Mastercard
Amex
3.74%
JCB
DinersClub
Discover
銀聯
PayPay
d払い
au PAY
WeChat Pay
Alipay
ほか7種類
3.24%
交通系9種類
Suica・PASMO
3.74%
iD
QUICPay
Apple Pay
Google Pay

QR・バーコード決済の対応バリエーションも豊富でありながら、電子マネー対応、クレジットカードも基本的に国内全て対応済みです。また海外対応も素早く、既に中国でシェア率の高いクレジットカード「銀聯」にも対応しています。

Square

公式サイト:https://squareup.com/jp/ja

  • 初期費用は端末の購入代金は7,980円~
  • 決済端末・周辺機器のデザイン性が良い
  • QR・バーコード決済には対応していない

最短で当日にキャッシュレス決済の導入をすることができるというスピード感MAXな決済代行サービスです。また小売業や美容業など、雰囲気を重視する店舗におすすめだとされています。

クレジットカードQR・バーコード電子マネー
決済手数料3.25% or 3.95%3.25% or 3.75%
対応バリエーション3.25%
VISA
Mastercard
Amex
DinersClub
Discover
3.95%
JCB
3.25%
交通系9種類
(Suica・PASMOなど)
3.75%
iD
QUICPay
Apple Pay
Google Pay

QR・バーコード決済には対応していないので、キャッシュレス決済の場合は電子マネー対応になります。また端末代金がかかるのでその点も考慮しておきましょう。

STORES 決済

  • 初期費用はカードリーダーの代金(19,800円が無料キャンペーン中)
  • 速めの入金サイクルが魅力
  • クレカ決済では2回払い・リボ払いにも対応可能

公式サイト:https://coiney.com/

小売業・サロン向けの決済代行サービスとして知られていますが、ネットショップというイメージが強いSTORESでは自社で販売している製品の販売にも利用できるほか「ネット予約システム」などを連携することで効率を上げた売上アップを見込むことが可能です。

クレジットカードQR・バーコード電子マネー
決済手数料3.24% or 3.74%3.24%1.98%
対応バリエーション3.24%
VISA
Mastercard
Amex
3.74%
JCB
DinersClub
Discover
WeChat Pay交通系9種類
(Suica・PASMOなど)
Apple Pay
Google Pay

QR・バーコード決済は中国向けのPayサービスしか対応していないので、国内のPayPayなどの利用は不可能となっています。電子マネーは基本的に対応していますが、IDやQUICPayなどは未対応です。

楽天ペイ

公式サイト:https://pay.rakuten.co.jp/business/

  • 初期費用はカードリーダーの代金(19,800円が無料キャンペーン中)
  • 楽天銀行の口座を利用している場合、売上は翌日入金で振込手数料ゼロ
  • 楽天ポイントによる支払いにも対応可能

大手の楽天が展開する楽天Payです。楽天は銀行も展開しているので楽天銀行と連携することで様々なメリットを得られることからも同時に申し込みをしておことがおすすめです。

クレジットカードQR・バーコード電子マネー
決済手数料3.24% or 3.74%3.24%
(お客によっては3.74%)
3.24% or 3.74%
対応バリエーション3.24%
VISA
Mastercard
Amex
3.74%
JCB
DinersClub
Discover
楽天ペイ
au PAY
3.24%
交通系9種類
(Suica・PASMOなど)
楽天Edy
WAON
nanaco
3.74%
iD
QUICPay
Apple Pay
Google Pay

ただし楽天PayはPayPayほどに普及しているとは言えないのですが、対応しているauPAYなどであれば利用している人も多く、電子マネー対応の幅も大きいので、おすすめな決済代行サービスと言っていいでしょう。

JMSおまかせサービス

公式サイト:https://www.japanmerchantservices.com/

  • 初期費用無料(端末代金なし)
  • 専用の決済端末だけでお会計が完結するスタイル
  • クレカでの決済は「一括払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払い」に対応可能
  • 対応するキャッシュレス決済数の多さはトップクラス
クレジットカードQR・バーコード電子マネー
決済手数料3.24% or 3.74%3.24%3.24% or 3.74%
バリエーション3.24%
VISA
Mastercard
3.74%
Amex
JCB
DinersClub
Discover
銀聯
PayPay
d払い
楽天ペイ
au PAY
メルペイ
LINE Pay
Alipay
WeChat Pay
ほか16種類
3.24%
交通系9種類
(Suica・PASMOなど)
楽天Edy
WAON
nanaco
3.74%
iD
QUICPay
Apple Pay
Google Pay

王道といっても過言ではない決済代行サービスです。QR・バーコード決済もカバーして幅も大きく基本的には国内で利用されているほとんどの決済に対応しています。電子マネーに関しても幅広く対応していますが、問題は決済手数料がクレジットカード同様に3%以上だという点では手数料は比較的に高いと言えるでしょう。

決済代行サービスの比較

    JMSおまかせ
サービ
Square STORES
楽天ペイ
(実店舗決済
)
Airペ
月額料金 無料 無料 無料 無料 無料
初期費用
(端末代金)
無料~ 7,980円~ 19,800円
無料キャンペーン中
19,800円
無料キャンペーン中
20,167円
無料キャンペーン中
決済
手数料
3.24%

3.74%
3.25%

3.95%
1.98%

3.74%
3.24%

3.74%
3.24%

3.74%
入金
サイクル
月2回
or
月6回
最短翌日 最短
2日以内
最短翌日 月1回

月6回
振込
手数料
無料 無料 無料
or
200円
無料
or
330円
無料
対応
決済
QR・バーコード決済 24種類 × 1種類 2種類 12種類
電子
マネー
14種類 11種類 9種類 14種類 11種類
クレカ 7ブランド 6ブランド 6ブランド 6ブランド 7ブランド
導入
スピード
約4週間 最短
1週間
最短3日 最短5日 2週間
程度

上記がエステサロン向けにおすすめな決済代行サービスの比較表となっています。

こう見てみるとQR・バーコード決済に対応していて、尚且つバリエーション豊富な対応を行っている決済代行サービスは未だ少ないと言えます。この中で、STORES決済が目立つ点としては最低決済手数料。電子マネーの決済手数料が2%を切っているということです。

もし店舗で電子マネーの利用率が多い場合にはSTORES決済がおすすめですが、QR・バーコード決済などを求められることが多い(特にPayPayやメルペイなどの王道なもの)場合にはJMSおまかせサービスなどを選択しておくといいかもしれません!

まとめ

キャッシュレスが進む社会ですが、クレジットカード決済はどんな店舗であっても対応しておいて損はないことでしょう。お客様もクレカ対応だと思って来店されている場合、現金を持っていなかった場合は、わざわざATMに行かなくてはいけないなんてことになると面倒だと感じてしまいリピートされない可能性も出てきます。

こういった決済関連の手続きは開業前・開業当初に済ませておくことで非常にスムーズな対応ができることでしょう!

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