自宅サロンの始め方!内装・インテリア編 素敵なサロンを作る重要なポイント

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自宅サロンという全く新しい開業方法ですが、何よりも開業時にコストが軽減できるというのが魅力的です。しかし、ただコスト軽減できたからといって簡単に考えてはいけません。

物件や仲介手数料、補償金などを軽減することができたのであれば、空間に費用をかけるべきなのです。今回は自宅サロンを始めるにあたって重要な内装・インテリアについて解説してきたいと思います。

自宅エステサロンの内装の重要性

エステサロンは基本的に、その空間に行きたいと思わせることができるだけで売上が上がると言っても過言ではないでしょう。特に医療的な施術ではない限り空間にお金を払う価値があるかないかで、そのサロンの価値が決まるとも言えます。

人気のエステサロンでは、技術だけではなく内装にも力を入れていることでも有名です。技術が高くても、落ち着けなかったり不快な気持ちになったりする内装では、リピートしたくなくなる傾向にあるのです。

自宅エステサロンの内装のポイント

流行っている、人気があるエステサロンに関しては、特定の顧客層を惹きつけられる魅力を持っていることが多いです。例えば、富裕層向けであれば内装もそれなりに高級感のある家具を設置しておいたりとすることが必要です。

また、サロン自体のイメージを分かりやすく表現するにもその空間に対して内装にお金をかけるべきポイントとも言えるでしょう。

清潔感

清潔感のある空間こそエステサロンにとって重要なことです。もちろん真っ白な空間で、印象的には清潔感を与えることができたとしても、白はホコリや細かいゴミが目立ちやすいというネガティブポイントもしっかりと考えておきましょう。

たとえば、床の色は白ではなく黒かダークグレー、あるいはダークブラウンなどの濃い色にすることで、細かいゴミが目立たなくなるということもあるので、一概に何色が清潔感として良いとは言えません。

施術をする際にも細かいゴミはどうしても出てしまう。そういった場合は、清潔感のある色ではなく、実際に目視して清潔であるようなイメージを与えることができる最適な内装にする方がイメージは明らかに良くなると言えるでしょう!

非日常感

お客様の目的として肌改善や髪質改善のみであれば、わざわざエステサロンに通わずとも医療医院や美容院に訪れるだけでいいはずです。また、エステサロンで使われている美容品などを自分で購入し、自宅でエステなんてことでもいいのです。

だとするとお客様がわざわざお金を払ってまで来る理由としては非日常感を味わうことができるからというものが強いでしょう。

自宅ではなく別世界のような空間で最大限にリラックスを楽しみたいという気持ちが強いので、必ずしも非日常を感じさせることのできる空間づくりは行いましょう。

リラックス出来る空間

先程も言ったように、美容効果よりもリラックスという部分を求めて来られている人も多いので、リラックスできる空間をつくるということは必須です。

アロマオイルなどのリラックス効果も凄くプラスですが、最大のリラックスは照明にあると言っても過言ではないでしょう。

直接照明

一般的に直接部屋全体を照らす直接照明は、リラックスできるようにするには、天井などに光をぶつけて間接的にほんのりと部屋を照らす程度で良いでしょう。

明るすぎる部屋などでは目がチカチカしてしまうので、エステのような目を閉じてリラックスできるような場所では、少し薄暗い程度の光で十分です。

また、蛍光灯などの光だと白い光が多いのですが、リラックス効果のある光としてオレンジ色に光る蛍光灯を選んでおきましょう。明るさも施術前と施術中、施術後で調整できるように、微調整可能な照明器具を選んでおくことがベストです。

間接照明

間接照明も同じくほんのりと光るものを選んでおき、調整できない部分を補填するようなイメージで設置しておきましょう。

非日常を印象付ける方法として、樹木や岩石などの自然物を効果的に取り入れるとした手法もおすすめです。都会では味わうことができない自然をベースにしたエステサロンはリラックス効果が高いので覚えておきましょう。

プライベートな空間

飲食店で考えてみると分かりやすいのですが、個室などはプライベート感を感じ取ることができる為、個室料金を払ってでも予約を取りたいという人が多い傾向にあります。

エステサロンも同じく、できる限り個室に近いイメージで内装をつくることで、その場所にお金を払っているという満足感を与えることがポイントです。

例えば、隣の部屋でのお会計の声や会話が聞こえてしまっては非日常感も損なわれてしまいます。もし個室がない場合は予約の時間帯を調整し、1施術1名までといった予約方法にするなどとしてプライベート感を演出しても良いでしょう。

サロンコンセプトと内装の統一

開業と同時に決めているエステサロンのコンセプトと内装が一致しているかどうかというのも非常に重要なポイントの1つです。

例えばバリ風なイメージが強いホームページやお店の名前であっても訪れてみたら和風だった。なんてことがあれば、お客様も驚いてしまうでしょう。施術は問題ではなく、どんなところなんだろうと楽しみにして訪れているお客様にやっぱり綺麗でおしゃれな空間だと思わせられるような統一感が重要なポイントです。

自宅エステサロンの内装費用について

物件の費用や不動産の手数料などを軽減できているからこそ、その分の浮いている費用を内装に当てるべきであり、他社との差別化をする為にもオリジナル感のある設置を心がけましょう。

ただ、内装にこだわり過ぎてしまうと、美しいデザインを追求しすぎることで予算がオーバーしてしまうなどというケースもあるので、運転資金を十分に確保し、余剰資金の範囲で内装を手がけるようにしましょう。

自宅サロンの内装費用はどのくらいかかるのか

基本的にお洒落ではなく最低レベルでも坪単価10万円代が相場と言われており、こだわったデザインにするのであれば坪単価30万円~40万円程度は考えておきましょう。

エステサロンの平均的な面積は38坪前後という一説もあり、安い場合でも400万円前後、高い場合は1,500万円前後の費用がかかってくると想定しておいていいでしょう。

予算がない場合はレンタルできるサービスを利用する

現在ではオフィスや事業用の家具をレンタルすることができるサービスも少なくありません。もちろん自身でこだわった家具にしたいという要望を100%かなえることは難しいかもしれませんが、近しい家具であれば見つけることができるでしょう。

サブスクでレンタルできることからも、初期費用が非常に軽減できるメリットがある一方、月々の経費はかかってくるという手法です。

小さい店舗・マンションでの開業も考える

もし自身の自宅では難しいかもしれないと感じた場合はできる限り予算内で店舗を借りることも考えておいた方がいいでしょう。無理に自宅でお客様が満足できる空間をつくることができない可能性から考えるより、長くリピーター様に愛用頂けるように最高の空間をつくることが一番です。

自宅エステサロンのインテリアについて

自宅でサロンを開業する場合のインテリアは何よりも統一感と清潔感を心がけて選びましょう。

・証明やアロマでリラックスできる空間を演出する
・壁紙は家具の色との統一感を考えて変更する
・コンセプトを定めた場合はコンセプトに沿ってインテリアを選ぶ
・清潔感を保てる床の色、壁紙を選ぶ

上記のようなことを頭に入れておき、できるだけ照明や家具の色に統一感があるか、もし予算が少ない場合は小物やテーブルなどで近しいイメージを与えることができるような工夫を心がけましょう。

また、植物などをおいておくことでリラックス効果も高まればインテリアとしても活躍してくれるので、コンセプトに合えば試してみましょう!

まとめ

お客様は施術が全てで訪れるわけではなく、非日常感、特別感、リラックスを味わいにくるということを頭に入れつつ内装やインテリアに費用をかけることを心がけましょう!

自分が行ってみたかったエステサロンというコンセプトで開業される人も少なくないと思うので、コンセプトはどうしても見つからなかった場合は、自分がリピートしてでも訪れたいエステサロンを思い描き家具や証明などのインテリアを選んでみてもいいかもしれませんね!

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