自宅サロンの始め方!失敗しないエステサロンを開業する方法と注意点

開業・集客 ハウツー

初期コストをできるだけ抑えて開業することができる「自宅サロン」ですが、コロナ禍ということもあったことから、非常に流行っていると思います。他の記事でも自宅サロンについて掲載していますが、今回は特にマーケティングについての内容となっています。

特に資金や店舗物件といった具体的な要因ではなく、自宅サロン・エステサロン開業に当ってのコンセプトや経営戦略(マーケティング)的な要素を多く含んだものとなっているので是非参考にしてみて下さい。

サロン運営方針やコンセプトの重要性

エステサロン経営を始めるうえでコンセプト作りは非常に重要な作業であり、開業後の安定的な運営を左右するといっても過言ではありません!

また、コンセプトとはイメージカラーや雰囲気づくりで終わってしまうのではなく、もっと深い部分まで決めておくことで潜在顧客となる可能性の高い人達に、明確なイメージを植え付けることができるのです。

サロンコンセプトと集客ターゲットにフィットした集客方法を考える

それでは以下ではエステサロンの経営を検討する際には、どのようにしてコンセプトを決めていけばよいのかというポイントを解説していきたいと思います。

①理念や目標を明確にすること

自分のサロンは〇〇で他とは違う、このサロンは〇〇なイメージだ、このサロンのオーナーは〇〇という理由でお客様に〇〇を届けたいという想いから開業した、という理念や目標などを明確化しておく必要があります。

明確化しておくことでスタッフだけではなく、お客様にも覚えて頂くことで友人への紹介に繋がったり、他とは違うといった差別化をイメージづけることができるのです。

②ターゲットをできる限り明確にしておく

開業する地域によってターゲット層は異なると思いますが、開業する前にどんなユーザーに向けて提供するエステサロンなのかということだけは決めておく必要があります。

できることであれば、開業する地域の世代に合ったメニューを用意することができれば顧客獲得が最短で行える可能性も高くなります。

若年層でも通いやすいリーズナブルなエステサロンにするか、富裕層向けの高級志向なエステサロンにするかなど、家賃の兼ね合いからも初期に決めておくのがおすすめです。

③競合他社などをリサーチしておく

自店以外のエステサロンの競合店舗を把握し、差別化を図るためのリサーチは非常に必要なことです。価格差がどれだけあるのか、メニューのバリエーションはどれだけ異なっているのか、広告にどれだけ力を入れているのか、など様々な比較を行っておく必要があります。

④サロンの約束や行動指針を明確にする

・お客様は何を必要としているか
・売上は月間、年間どれだけ見込むのか
・年齢層やターゲット層はマッチしているのか
・価格帯、コース内容は狙ったターゲットに合っているか
・内装にどこまでお金をかけるべきなのか

上記のことをできる限り明確化することでサロンとしてのイメージをターゲットとしている潜在顧客にハッキリと伝えることができるのです。メニューや金額が毎月変わってしまうお店にリピートしようと思うお客様は少ないのです。

サロンコンセプトと集客ターゲットにフィットした集客方法の具体例

次に実際にターゲットに向けた集客方法を実施する必要があります。以下ではオンラインやWEB上での集客方法、その他サロンに適したリアルな手法をまとめています。

ホームページ

開業する前に用意しておくべきである公式ホームページは、お店のコンセプトが分かりやすいイメージで作成しておくのがおすすめです。また、スタッフの紹介、メニュー表や価格表などを分かりやすく表記しておくことで、お客様が料金を想定してお店に来ることができるので必ずしておきましょう。

ブログ

ブログは公式ホームページ上に設置しても良いですが、Amebaブログやはてなブログといった無料系のサービスを活用して日々のお店であったことやお客様からのコメントなどを掲載したりと、公式ホームページに掲載している内容よりもフランクな印象を与えることができる内容を掲載しておくのがおすすめです。

ポータルサイト

エステサロンであれば必須と言っても過言ではない「ホットペッパー」なども、このポータルサイトに含まれます。美容院やエステサロンは基本的にホットペッパービューティーに掲載することで顧客獲得できる見込みが向上します。

SNS

Facebookやインスタグラム、Twitterなどを活用することで、普段SNSを利用しているユーザーにお店を知ってもらえる機会が増えるので、必ずお店の公式アカウントを作成しておき、定期的に更新しておくことが必要です。

特に売上が上がってきた際には、専任のスタッフを雇う、もしくは専門会社などに委託しておくことで定期的な発信が的確にできるようになります。

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスは、Googleで検索した際に表示される地図や口コミのようなものです。お店の営業時間や電話番号だけではなく、お店の写真や評価なども確認することができることから、ローカルビジネスでは必ず登録しておくことをおすすめします。

Web広告

広告にも様々なバリエーションが存在しますが、Google広告やFacebook広告が有名です。

検索したキーワード、例えば「知識+エステサロン」などで自分のお店の公式ホームページなどを上位表示したい場合にはこの手法が一番手っ取り早いでしょう。しかし、他社も同様に広告を出してきていると、1日の予算額が高い方が上位に表示されるので、運用が難しい場合は専門業者に委託しておくのが一番です。

チラシ・ポスティング

古いと思われがちですが、未だに効果の可能性があると言われているチラシやポスティング、人の手で行うので人件費がかかってしまうことがネガティブ要素ですが、お店が暇な時にできる集客作業として開業当初はスタッフと共に自身でも行って集客してみましょう!

看板

お店には看板が必要です。もし自宅でサロン開業をする場合は近くに看板を設置しておくことでお客様が迷わずに辿り着けることでしょう。

紹介カード

誰かから紹介されたという友人などの紹介制カードも用意しておくことで、割引や特典が含まれたカードなどを作成しておきましょう。

サロン集客の失敗例について

エステサロンは開業するにあたり、ハードルが低いカテゴリの1つとなっています。しかし、現在であれば新型コロナが原因で廃業してしまうケースも多く見受けられました。

また、エステサロンの集客がうまくいかない原因の一つとして技術・サービスの低さでリピーターが増えない、口コミの悪さで新規顧客が減少しているケースなども少なくありません。

①エステサロン自体の対応に問題がある

スタッフがお客様に症状や治療法を説明する際、専門用語や難しい単語を使ってしまうとお客様側は理解することできないまま施術を行い、何がよくなったのか分からず不安な状態で帰られてしまう可能性があります。

あくまでもお客様第一と考え、分かりやすく説明すること、満足度を確認することを重視しつつ施術することを心がけ、対応を徹底しましょう。

②リピーターを疎かにしている

新規顧客の開拓に力を入れているにも関わらず、リピーターを大事にするということを軽視しがちなのは非常に問題です。全ての顧客を平等に扱うということが正しいと思いがちですが、売上を考えるのであれば、2割のリピート顧客を差別化することで8割の売上を維持できるとも言われています。

そのことからも平等ではなく、リピーターにはできる限りのサービスを提供し、他のお客様との差別化を計り、居心地が良いと思ってもらえることが必要です。

スタッフの対応もリピーター様に対しては、会話の中で分かるような特別感を感じさせるなど、色々な方法で差別化を行いましょう。

③他社との差別化が出来ていない

また、競合他社との差別化は非常に重要なポイントとなります。

メニューや施術内容はもちろんのこと、現在では男性限定のサロン・自宅サロンという形で開業する等の工夫が無い限り、集客向上は見込めないとも言われているほどです。

空間で差別化する、ターゲットを限定的に絞り込むなどして差別化しておきましょう。

リピーター対策について

リピーター対策としてできるだけ継続して通ってもらえるリピーター対策をしておきましょう。

来店でのお礼状、お誕生日などのお祝い状を送る際、効率的な手段としてDMや公式LINEでのメッセージが効率的かつ確実にお客様の目に入れる方法として最適です。

また世代にもよりますが、LINEであれば確実に毎日のように開くアプリなので、開封率は高いと言えるでしょう。DMよりも使い勝手が良い点として、セグメントできるという部分をポイントとなっており、リピーター様のみにメッセージを一斉配信することができるようになっていたり、お誕生日月のユーザー様限定で配信できたりと、時間短縮になるメリットが含まれています。

ただ、ターゲットとしている世代が40代以上だったりする場合は手書きでDMを送る方が心に響く場合もありますので、この2つの手法を使い分けておくことがおすすめだと言えるでしょう。

まとめ

サロンを開業するにあたってはハードルは低いかもしれませんが、何よりも開業した後のマーケティングや顧客獲得のハードルはお世辞にも低いとは言えません。

開業する地域での新規顧客の獲得だけではなく、オンライン上での集客にも力を入れることも重要です。広告費はできるだけ抑えたいという気持ちも分かりますが、開業時でにはできるだけ大きく広告を出すこと、反応を調査できることから、売上の見込みも想定することができるのです。

また、広告で獲得した顧客がリピーター様になってもらう為にも、イメージ対策、リピーター対策はしっかりと行っておきましょう!

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